火災保険を比較する時は「家財」のことも忘れずに!

火災保険

火災保険を選ぶポイントは、意外と難しいものです。一番気にすべきは「保険料」でしょうか?

ですが、補償内容もきになるし、たくさんの会社があって、それぞれが色々な商品を出しているので、中々決めるのが難しいかもしれません。

確かに保険料も補償内容も大切ですが、「家財」についての保障のこともしっかりと考えましょう。

実際に、家財のことを考えておくのを忘れてしまって「失敗した!」という方がおられると聞きますので、是非、家財についても考慮をして欲しいと思います。

今日は、そんな忘れがちな家財について、お話をしたいと思います。

家財保険って何?

良く耳にする家財保険という言葉ですが、実は、家財保険という名前の保険があるわけではありません。

火災保険をかける際に、家財を目的に付ける特約の保険ことを『家財保険』と呼ぶことが多いようです。

名前の通り、家財にかける保険ですが、適用範囲が広く、地震・洪水などの天災はもちろん、盗難や火災、事故などで家財が受けた損害も補償してくれるなど、中々の優れものです。

家財に該当するものは

家財とは簡単に言うと「引越しの時に持って出ることができるもの」と考えるとわかりやすいと思います。

例えば、作り付けの家具などは、家の一部とみなす保険が多いので、通常は家財に入りません。

もちろん、普通のタンスや食器棚など、後から置いて使うものは家財になります。

保険会社によって、家財の扱いが少し変わるようですので、具体的にはご自身が契約したい保険会社に確認しましょう。

ここでは、一般的に家財と言われるものがどのようなものかについて、簡単にお話します。下記の表を参照してください。

含まれるもの建物に収容している家具・衣服等の日常生活に用いる動産(タンス・ベッドなどの家具類、テレビなどの家電品、日用品、衣類、食器類など、引越しの時に運べるものほぼすべてが対象となります)
(有価証券、プリペイドカード、電子マネーなどは含まれませんが)
定期券は含まれます
含まれないもの業務に使用する動産(什器、商品など)
建物の外に持ち出している「家財」
自動車(排気量が125cc以下の原動機自転車を除きます。)
有価証券、プリペイドカード、電子マネーなど
帳簿、証書、設計書、稿本、模型など
動物、植物などの生き物
データ、ソフトウェア、プログラムなど
条件により含まれるもの1個1組が30万円を超える貴金属、宝石、美術品など
「高額な貴金属、美術品等の補償」をセットしている場合に補償される会社があります。
(1個1組あたり300万円、1事故あたり100万円限度)
通貨、預貯金証書、切手、印紙、乗車券など「盗難」の補償をセットしている場合には、一定額の範囲内で補償される会社があります。

意外と広い保険の適用範囲

火災保険の特約と考えると、火災時にしか支払われないのではと思ってしまうかもしれませんが、実はそんなことはありません。

いくつか、実例を挙げますと、

家財を壊してしまった場合

例えばテレビにものをぶつけて壊してしまった時も保証の対象となります。

子供がふざけていてテレビに何かをぶつけたとか部屋の模様替えをしていて机をぶつけて壊してしまった、などという場合にも保険の対象となります。

その他にもスーツなども保険の対象となります。

例えば、通勤中に停めてあった自転車に引っ掛けてズボンを破いてしまったという場合にも保険が適用されます。

但し、ちょっとしたすり傷や汚れでは、保険の対象にはなりません。

スーツ自体の機能に支障がある場合にのみ対象となります。

また、携行品特約などの付加ができる保険では、カメラなど屋外に持ち出して使うものでも保険の対象にすることができます。(保険会社によって内容が異なりますので、詳しくはご確認をお願いいたします。)

自然災害による損傷

落雷によって過電流が流れ、テレビや冷蔵庫、パソコンなどが壊れてしまった場合に保険金が支払われます。

洪水などの災害による被害でも同様です。

ほとんどの自然災害が対象になると考えて良いと思います。

漏水による損傷

給水配管の破裂や集合住宅であれば上階のお風呂や洗面所などの水回りからの水漏れなど、いつどんな漏水があるかわかりません。

そんな時に保証があると安心ですね。

このような場合は、壁や壁紙も損傷していると思いますが、壁や壁紙は家財には当たらないので家財保険では保障されません。

特約で対処しようとするのではなく、本体の保険でどこまでカバーされるかを確認しておく必要があります。

盗難にあった場合

空き巣などの盗難だけでなく、自転車なども敷地内にあったものなら保険の対象となります。

但し、家にあったことが証明することが難しいものは対象外となるようです。

例えば、現金とか切手、収入印紙、有価証券などがそれに当たります。

意外とたくさん!家財の総額

あなたは、自宅にどのくらいの家財があるかご存知でしょうか?

いきなり、こんなことを言われても、いくらあるか分からないという方がとても多いのではないかと思います。

偉そうに言っていますが、私も気になって調べてみるまで、まったく知りませんでした。

実を言うと、調べてみたらその金額の大きさに驚きました。

もちろん、家財の総額は人それぞれです。

骨董品の蒐集家や絵画の蒐集をされている方は、ものすごい金額の家財になると思います。

ですが、そんな方はそれ相応の保険に入っておられると思いますので除外し、一般的な家庭をモデルとしてお話を進めたいと思います。

一般的な家庭モデルで家財の総額は1,000万円

例えば、損害保険ジャパン日本興亜株式会社のホームページをみてみると、35歳前後の御夫婦と子供のお二人の世帯でも家財の総額は1,000万円にもなると書いてあります。

こちらのホームページに記載されている表を抜粋したものが、下記のものになります。

【画像出典:損保ジャパン日本興亜

「1,000万円も!」と驚かれるかもしれませんね。

別の保険会社で確認してみると、

【画像出典:京急不動産

先ほどの35歳のモデルよりも、年齢が高い分、金額が増えていますが、全体としてみるとやはり似たような金額が載っています。

複数のところで同じような金額が出ていますので、これらは一般的な金額と考えて良いと思います。

これだけの金額の家財が一度になくなってしまったら、買い直すのは大変ですよね。建物だけの補償では、困ってしまうことになるかもしれません。

家財に関しても疎かにせず、良く理解した上で、火災保険を選ぶようにして頂きたいと思います。

それに、年々家財は増えていくと思いますので、定期的に見直しを考えておいた方が良いかもしれません。いざという時にしっかりと補償されるように、備えておくと安心できると思います。

最後に

いかがでしょうか。

家財の特約を付けるとかなり安心できることが伝わりましたでしょうか。

逆に言うと保険がないとかなり苦しいことになる可能性が高いことがわかります。

しかし、掛け捨ての保険ですので、何もなければ無駄になってしまいます。

保険料と安心のバランスを考えて保障額を検討してみることをオススメします。

あなたの保険選びの一助になれば幸いです。

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